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現地到着

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現地到着

 思った以上に出発までが長くなってしまったが、無事LCCに乗り込み、5時間弱の空路に飛び立った。行きの機内では、具体的に目的地を設定していきながら過ごすのが常だ。今回も例外ではなく、万能の板を片手にまず、どこへ向かうか、明日からどうするかに考えを巡らせていた。

 私の悪いクセなのだが、相方がいるとどうしても甘えてしまって、具体的な計画を立てられないまま時間が過ぎていった。とりあえず、着いてから晩御飯を食べる食べにいく店だけを決めて、あとは各々の機内の時間を過ごすことにした。

 香港に無事到着し、入国審査を終えた。最近は、パスポートにスタンプを押さない傾向が主流になりつつあるようで、私は何だか味気ないなぁと感じている。ここ香港も例に漏れず、スタンプの代わりにスタンプが印刷されたレシートを手渡された。「いや、これならスタンプ押す方がエコだし、意味同じだろうよ。」と、思いっきり日本語でツッコんだが、お国の事情があるのだろうと思うことにした。

 「このまま何でもかんでもデジタル化されて、目に見えるものはどんどん消えてゆくのかなぁ。スタンプが欲しいんだけどなぁ。」なんて、小さな憂いと望みも、近いうちに淘汰されていくだろう。変化のスピードは、どんどん早くなるばかりだ。

 さて、バックパック一つで乗り込んでいる私たちは、ターンテーブルを待つ必要もなく、空港から鉄道に乗り、香港の中心地へ向かった。シンガポールの時もそうだったが、香港もすごく都会で空港から街中へのアクセスは非常に良い。私の地元の方が、よっぽどイケてない。そんな自虐的なことを思っているうちにターミナル駅に着き、地下鉄に乗り換えた。そこからまずホテルに向かい、チェックインを済ませた。ここまででも、私はガッツリ親友に頼り切ってホテルに辿り着いている。世界一の狭小マンションで知られる香港だけあって、決してゆったりできるとは言えない間取りだが、この国(土地)では一般的な広さだろう。必要最低限の荷物に持ち替えて、レストランへと向かった。

 私たちが、行きの飛行機で選んだレストランは、モダン点心のお店だった。インスタ映えする点心を売りにした新しいタイプのレストランだった。単純な私は、インスタ情報を鵜呑みにし、ワクワクしながら店に入った。店内には、欧米人のお客がたくさんいて、どうやらみんな参考にする情報は同じらしい。Its a small worldが頭の中で流れた。

 店員がメニューと鉛筆を持ってきた。どうやら、この注文表に書き込んで頼むシステムらしい。なるほど。

 こういう時、日本に来た外国人の方は、どうやって注文を頼んでいるのだろう?と思った。井の中の蛙全開の我が国は、外から自分をみたこともない人たちが国を動かしたり、今日も世界は平和だと信じて、世の中を跋扈している。地下鉄の乗り場が分かりにくいことや、自分が今、何駅に停車しているのか、住んでいる私ですら「わっかりにくいなぁ。」なんて感じているのに挙げ句、日本語だけのメニューを渡され、言葉が分からない者が見たら、違う星にきた宇宙人気分になれるレベルで分からないだろう。日本のイケてなさをまたも実感する。

 さて、漢字文化のおかげで何となく意味を推理しながら、4つか5つほどの点心を注文した。

 しばらくすると、目当ての点心たちが到着した。フタを「オープン!」とばかりに勇んで開けると、しっかりモダンな点心たちが顔を出した。ブタの顔をしたものも、ニコちゃんみたいなのも、金魚もいた。

 「キタキター!かわいー!」なんて一通り、女子っぽいリアクションを済ませ、得意のインスタで見かけた、中身が飛び出る点心に挑戦してみた。お箸でつついて、穴を開けると、そこからアンが流れ出て、何とも言えない画が撮れるのだ。   いざ!

。。。ん?出てこない。あれ?

 最終的には、手でしっかり中身を絞り出すという何ともアナログな画が撮れた。加えて、その他の点心の味も可もなく不可もなしといった感じだった。「まぁ、こんなもんだよね。」という言葉を交わし、夕食を終えた。

 お会計を済ませると、店員さんが「店の看板をバックに写真を撮ってあげるわ!」と、申し出てくれ、周到に用意された被り物まで手渡された私たちは断る理由もなく、写真を撮ってもらいまくった。最後に「インスタに#つけてあげておいてね!」とバッチリ宣伝もお願いされ、今時だなぁと思いながら店を後にした。

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